宇部市は今年の10月から市内全ての小学校でフッ化物洗口を実施することになりました。

基本的に、それを児童に指導・実施することになるのはその学校の養護教諭なのですが、学校歯科医である私もサポートする形で関わります。

今日はそのための説明会が東岐波、西岐波、川上、常盤、恩田の合同という形で川上小学校で行われました。

東岐波から街に出るルートはいくつかあり、そのうちの一つを通る際に何度も目にしていますが、中に入る機会などあるとは思っていませんでした。

今回の説明会はフッ化物洗口の溶液の作り方、洗口のやり方、タイミングなど多岐に渡りました。

そしてその実行役となる養護教諭の先生からは洗口溶液の扱いについての問題点やトラブルの可能性についての質問が熱心に飛び交っていました。

昔に比べて子供の虫歯の数は減ってきていると言われますが、学校歯科医として現場に立つものとしては、正直まだまだだと痛感しています。

ですが学校でフッ化物洗口が定着するようになれば多くの子供の歯を虫歯のリスクから救うことが出来るでしょう。

実際早くからフッ化物洗口を取り入れている地域からはそういったデータが出ています。

これから先、恐らく父がお役御免になった年までずっと私は東岐波小の校医を勤めることになると思います。

その頃には昔と違って虫歯が少なくなったと実感するかもしれません。

その日が楽しみです。