妻の父は柳井在住ですが、郷里の周防大島の地家室でミカン農家を経営しており、一年で一番この時期が収穫で忙しい時です。
そんなわけで半ば以上報酬目当てではありますが、毎年この時期に私はミカンの収穫の手伝いに出向いています。
いつもは11月下旬頃に行きますので今年は少し遅れた形にはなりましたが、今日その手伝いに行って来ました。
言うまでもありませんが、報酬は収穫したミカンです。
小規模ではありますが、義父はミカン畑を3ヶ所に分けて持っており、過去2回は同じところに行きましたが、今回は全く初めての場所でした。
その場所とは地家室の集落のすぐ裏手の山。
地家室には義父の母、つまり妻の祖母が健在で住んでいる家があるのですが、表に出て見上げればよく見える位置にあります。
教えられていなかった故、注目することもありませんでしたが、畑のそばには農道が通じており、車も停められるのには驚きました。
もっとも車を停めてから少しばかり、下手な登山道より急で滑りやすい山道を登らなければなりませんでしたが(^_^;)
ですがそこから見る地家室の景色は集落が一望出来、海の透明さも際立ってまさに絶景。
義父はミカン農家の傍ら、修学旅行生相手の民泊も営んでいますが、この景色は生徒たちにも印象深い景色らしく、よく写真を撮っていくと教えられました。
この景色で元々好きだった地家室がますます好きになりました。
ちなみにこの時の地家室の天気は晴れ。
しかも海は絵にかいたような凪の状態で、気温もここ最近の寒気に比べれば随分ましな状態。
収穫作業には絶好のコンディションではありますが、釣りをするにも絶好のコンディション。
これが3週間前地家室に来た時であったらなあと思うと、ツイているんだかそうでないんだかわかりません(T△T)
肝心のミカンなのですが、実は今年はイノシシの被害がひどく、かなりの量を食いつくされたということでした。
確かに到着してみると、ミカンの木の下には食い散らされた跡のミカンの皮がゴロゴロと。
イノシシの背丈に相当する位置にある果実は軒並みやられています。
ならば高いところは無事かというとそうではなく、そういった場合は幹や枝ごと折られていたり、それとは別でカラスにやられていたりしました。
とはいえさすがに全滅というわけではありませんでしたので、仕事は行います。
なんだかんだで残った数も結構ありましたし、上の方にある実は他の枝が邪魔して掴むのでさえ一苦労。
脚立を用いて採ったりもしましたが、斜面で足場が悪いうえに下の枝が邪魔してとにかく満足に動けない。
中にはほとんど被害を受けなかった木もあり、そういった木にはまさに鈴なりといった感じで実がついておりまして、とにかく採り切るのが大変でした。
それでも私と義弟と義両親の4人、10本近くの木を丸裸にしました。
時間にすれば1時間半から2時間程度、昼飯の時間でしたのでそこまでにしましたが、もう少し時間をかければ段々畑の一段は確実に終えられたでしょう。
それでも義両親は収穫が進んで大いに助かったと言ってくれましたからよかったです。
ちなみに妻はその間、息子とともに義祖母の家でお留守番。
息子にとっては曾祖母にあたる義祖母と仲よく遊んでいたそうです。
高齢なお方故に最近はどうしても元気がなくなってきていたと聞いていましたが、やはりひ孫はかわいかったのでしょう、思っていたよりも元気を取り戻したみたいでこちらもよかったです。