昨日の話になりますが、前からの予定に従って、妻の実家である柳井に来ました。

目的はこの時期最盛期を迎えているミカンの収穫の手伝いだったのですが、実をいうと先日忘年会の記事をUPしていたとき既に風邪を引いていまして、それが大分良くなりはしたもののまだ完治していないので、後ろめたい気持ちがあるのですが、手伝いは辞退しています。
その柳井に来る途中、徳山にある母方の実家に私の両親と共に行きました。

目的は納屋に措いてあった石臼の回収。

祖父も祖母も既に他界して10年以上、無人となった家では当然使い手などいませんので、相続した叔父の許可を得て父がもらい受けることにしたのです。

何でもこれを使って孫に餅つきを父は体験させたいとか(^_^;)

実をいうと祖父の家に石臼があることなど今年に入るまで全く知りませんでした。
それもそのはずで、母も子供の頃に使って以降見ていなかったそうです。

この石臼、初めて見たのは今年の始め、新年まだ間もない頃でした。

その時は今すぐ必要なかったうえに、運ぶには寒かったこともあって暖かくなったら運ぼうということにしていたのですが・・・。

いざ運べる季節になったら言い出しっぺの父は忘れていましたし、下調べに両親が再度確かめに行ったところ、何と盗まれて無くなっていたとか。

その時はショックでしたが、あんな重くてしかも納屋の奥も奥、取り出すことすら困難な場所にあった代物を本当に盗む者などいるのかどうか、ずっと疑問に思っていました。

母もその事が引っ掛かっていたらしく、今月に入って改めて確かめに行ったところ、ちゃんとあったそうです。

あまりに奥にありすぎたが故に、見つけられなかっただけのようで、何とも間抜けな話です。
そんなこんなでもうすぐ年末ということもあり、回収に来たというわけです。

とはいえ言葉で言うのは簡単ですが、何といってもとにかく重い。

絶対に100㎏を超えています。

もう一人の伯父から軽トラを借りることが出来ましたが、それにどうやって乗せるかが問題でした。

ですが、父は一計を案じて丸太を臼の括れた部分に挟み、神輿のように運ぶ方々を思いつきました。

このやり方は思ったよりもうまくいって、何とか乗せることが出来ました。

後は実家に持ち帰ったら高圧洗浄機できれいにしたら復活です。
これで来年の正月用の餅だけでなく、息子の一升餅も作れます。

祖父の家にいつからあるかはわかりませんが、これらは石田家で子々孫々に至るまで大事に使っていこうと思います。