いつの間にか4月になってしまいました。
季節の上ではまさに春真っ盛りのはずなので、確かに暖かい日もあるにはあったのですが、今日は朝から雹が降ったり、気温も冬並みに寒くなったりとどうにも季節外れ。
そもそも例年ならとっくに咲いているはずの桜も未だ蕾が膨らんだ様子さえほとんど見られません。
昔は四季の移ろいがちゃんとあったのに今は夏と冬しか存在しない、と最近ネットでそんな話を読んだのですが、なかなか的を得ていると思います。
そんな感じでいつもより寒いと感じている今年の春ですが、私には毎年この時期に密かに楽しみにしていることがあります。
それが白いタンポポ。
子供の頃、タンポポといえば白いもので、黄色いタンポポを探すのが難しいほど東岐波には白いタンポポが満ち溢れていたのですが、今はなぜか黄色いタンポポばかり。
それが気候の変化によるものか、外来種による駆逐かはわかりませんが、いつの間にかなくなってしまったことは事実です。
ですが一昨年、偶然家の近所で白いタンポポが咲き誇っている一画を見つけ、以来そこでの白いタンポポが毎年の楽しみになっています。
そして今年も白いタンポポは咲いていました。
生憎通ったのが夕方だったため、花はだいぶ閉じかかっていましたが・・・
ですがこの貴重な色のタンポポに今年もお目にかかれて幸運です。
出来ることならこの一画はずっと残っていてほしい。
それが私の願いです。