毎年6月4日は全国の歯科医師にとって特別な意味を持つ日ですが、今年はちょうどその日に歯科医師会主催、毎年恒例の歯の健康フェアがやって来ました。
ここ数年、この歯の健康フェアにおける私の仕事は大体決まっていまして、午前中が市民歯科講座のビデオ撮影と歯科検診、午後は歯の健康優良児の審査となっています。
そんなわけで今年の午前中もいつも通り、と思っていたのですが、歯科検診の担当時間が開始直後。
実はこの時間帯を受け持ったのは今回が初めて。
開始時間までまだ間がある頃から既に行列が出来ており、その後も大勢の方々が来て行列はどんどん長くなるばかり。
当然その人たち全員を検診しなければならないのですが、何しろレントゲンどころか十分な明かりもありませんので虫歯を探すのは一苦労。
小さなお子様は口をなかなか開いてくれませんでしたし、かかりつけの歯科医師や治療内容への不満を長々とぶつける人もあり、その上唯一の光源であるペンライトが故障がちだったりしてなかなか列は前に進んでくれませんでした。
また、周りが騒々しいので記録係の衛生士が聞こえるようにどうしても大きく声を挙げざるをえず、おかげで喉もおかしくなりました。
それなのに担当の1時間がちょうど終わった時に、列の最後に並んでいた人が終わってしまい、以後はまばらにくる程度になってしまったのですから、何か納得できないものがあります。
そして午後は宇部市中の小中学で選ばれた歯の健康優良児の審査。
この辺は流れがわかっているので午前に比べれば楽なものでした(それでも数はそれなりにいましたが)。
ただ、代表として選ばれるだけあって、口の中の状態は(いい意味で)どれも似たり寄ったりのなかなかの猛者揃い。
なので審査はどうしても重箱の隅をつつくような細かさで評価せざるをえませんでした。
最終的に優勝した生徒たちはその後、写真を撮って型を採ったのですが、これはアシスト程度。
何故か写真のピントが合わず、全員を終わらせるのに余分な時間がかかってしまいました。
そんなこんなで終わった時にはかなりヘトヘト。
前日に蛍巡りをしたこともあってかなり足が痛かったです。
これで今年の歯の健康フェアは終了しましたが、同じような無料歯科検診を秋にフジグランで毎年行っています。
今年は11月8日(いい歯の日)前後の休日とか。
ただ、私がそこにお手伝いに行くかどうかはまだ決まっていません。