当診療所は今年でちょうど築30年になりますが、内装は建てられてからずっとそのままというわけではなく、壁紙と床マットは一度リフォームされています。

ただしそれは患者さんを招き入れる診療空間に限った話のこと。

入り口から最も奥にある10%足らずの空間、スタッフルームは文字通り建てられてから全く手つかずのままでした。

手つかずだった理由はまず患者さんが入る場所ではなかったこと、そしてほとんど物置と化した空間だったので、多少どころかかなり古くなってもそれが目立たず、故に全く不都合を感じてはいなかったからでした。

しかし今年になって妻が息子を連れて診療所の仕事の手伝いをするようになったので、息子のために動けるスペースを作るろうと部屋をある程度片付けたところ、ずっと隠れていた汚れが表に出るようになってしまいました。

その惨状たるや壁紙は黒カビまみれ、クロスはボロボロを通り越して一部が禿げ上がり。

大人が過ごすならそのまま物でも置いて隠すところですが、さすがに息子をこんなひどい部屋に置いておくわけにはいかない。

なので本日、息子が過ごしても大丈夫なように、また将来患者さんが子供を連れてきた際を想定してそこでキッズルームを作って預かることが出来るように、思いきって業者を呼んで残り10%のクロスとマットをリフォームすることにしました。

前回マットを換えた時よりも床面積は狭いのですが、それでも時間はかかるらしく、工期は今日の午後と明日丸一日の2日間。

今日の時点で古いマットは取り払われ、壁紙はそのがほとんど張り替えられていました。

マットが全てなくなり、コンクリートがむき出しになっていることもさることながら、リフォームに先立って当然荷物も移動させましたから、同じ部屋とは思えないほど広く感じます。

明日は壁紙の仕上げ、マット張り、シンク周りの床の張替えがあるそうですが、完成したらどう見違えるか、今から楽しみです。