趣味の家庭菜園のおかげで、ここのところ毎日野菜が採れるのですが、採れ過ぎになるというのもまた困りもの。
その有り余る夏野菜の活用として、妻はよくラタトゥイユを作ります。
ミートソースの野菜版ともいえるこのラタトゥイユですが、冷蔵庫に入れればそれなりに日持ちもし、色々な物にかけて食べられるので結構重宝しています。
それでも通常は2,3日すれば大抵食べ尽くすのですが、今回作ったラタトゥイユは家で一番大きな鍋一杯分。
いくらなんでも多過ぎです(-_-;)
同じ料理だと飽きが来るので、ある時は玉子を落とし、ある時は鶏の塩焼きにかけて、またある時はパスタに、パンにもつけましたし、フライドポテトにもかけたりして文字通り手を変え品を変え食べ続けました。
しかしそれでもまだまだ残っているのが現実のつらいところ。
そんな時、オーブンレンジの説明書にカルツォーネ(野菜の包みピザ)のレシピが書いてあり、これこそピッタリだと思って作ってみました。
厳密にはその話は昨日のことだったのですが、初めて作ったゆえの悲しさか、たくさん具を包み込もうとしてただでさえ薄く延ばしていた生地はボロボロ(それでも味は結構美味かった、というよりもむしろ今までのラタトュイユを用いた料理の中で最高でした)。
なので今日はそのリベンジ(ついでに残ったラタトュイユの全処分)を行ったわけです。
説明書に書いてあったカルツォーネ、まず粉から生地を作ることになっています。
生地はピザと同一の物、やってみてわかったのですがこれが結構簡単。
粉を量って捏ねる時間を計算に入れたとしても、15分少々で生地が出来上がります。
これならはっきり言ってピザ生地を買う必要がほとんどない。
「ピザって買うと結構高い、手作りして大量に作れたらいいけど捏ねたり発酵させたりする手間があるので難しそう」と考えていた自分がバカみたいです。
若い頃、思う存分ピザを食いまくりたいという野望を持っていたこともありましたが、今なら簡単に願いを叶えられそうです。
もちろん今回の生地作りでは、材料の量を倍に増やして十分な大きさが作れるようにしておきました。
具材の方は単純にラタトゥイユだけでは飽きが来ていたので、ジャガイモとソーセージとニンニクをオリーブオイルで炒めた物にラタトゥイユをかけて、昨日はそれだけでしたが、今日はシメジも加えました。
しかしながら言うまでもないことですが、ジャガイモを加えたことでたうだでさえ大量のラタトゥイユがもっと大変なことに・・・。
生地を倍にして万全の状態したつもりでも、さらにそこにチーズまで入れ込んだため、具はギリで多くなってしまい、昨日よりましではあっても一部生地が破れて完全に包み込むことが出来ませんでした。
そうして無理矢理焼いて出来た結果がこちら。
無理に詰め込んだ分、サイズはやたら大きい。
破れ目からチーズが漏れた様子も相まって、まるでサンショウウオ。
ただ、味はソーセージとジャガイモがいいアクセントになって自分で言うのもなんですが美味い。
酒、特にワインがあったら是非一杯引っかけたいところです。
今回使われた野菜はラタトゥイユはもちろん、ジャガイモもニンニクも全部自家製。
パイ生地に至るまで手作りですからある意味贅沢な料理、これが家庭菜園の醍醐味です。
ただ、必然的に野菜中心の生活になっているはずなのに、体重は何故か上昇気味。
これは謎です(笑)