最近見始めたEテレの番組に古民家を改築して作られたカフェを舞台にしたドラマがありまして、その影響で古民家カフェ(通称:古カフェ)に興味を持つようになってきました。

そんな古カフェが柳井にもあるということで、台風一過の青空の下、柳井は日積にある「ItonamiCafe」に本日行ってまいりました。

このカフェ、外見は確かに古いですがどう見ても普通の一軒家であり、母屋の隣には納屋もあってなおかつそのすぐ側には洗濯物も干してあり、どう見ても普通の農家という感じで、看板がなければまずカフェだとはわからなかったでしょう。

ですが私たちが来た時点で駐車場はほとんど車が停められており、中に入るまでは結構待たされなければなりませんでした。

 

市井の人が開いたカフェであり、これまでの経験とほぼ同じでメニューはあまり種類があるとはいえませんでしたが、目玉がありまして、それが鹿肉を使ったジビエカレーでした。

昨今増えすぎた害獣の駆除を促進させるため、狩った獲物を積極的にジビエ料理として活用していこうという運動が盛んになっていますが、現実はなかなか日々の生活でそんな機会に遭遇するものではありません。

それがこうして一般のカフェで、しかも冬ではないというのにお目にかかれるのですから驚きです。

ちなみに鹿肉は下関産。

そして米は何とカフェの目の前の田んぼで収穫したばかりの新米だとか。

カレーは辛過ぎず甘くなく、ちょっとした酸味(これが何なのかはわかりませんが)がありましてジビエ特有のクセをうまく消していました。

そして肝心の鹿肉はとても野生の物とは思えないほど柔らかく煮込んであって味もよし。

残念だったのは大盛りが出来たことを知らなかったこと。

その気になれば3,4杯はいけそうなほど美味かったです。

 

カフェだったのでデザートにはチーズケーキを頼みました。

このチーズケーキもチーズの味が濃すぎず甘すぎず、絶妙なバランスで最高。

付け合わせはイチゴジャムだったみたいですが、ジャムがチーズケーキにこれほど合うものだったとは知りませんでした。

ちなみにカップの中身はホットジンジャー。

これ自体は珍しかったので頼んだだけですが、カップの形状に何か惹かれるものがありました。

それが何なのかはよくわかりません。

ただ、この店のに置かれている雑貨や本を見るに、店主が器にこだわりを持っているのは事実のようです。