8月に入って連日うだるような猛暑が続き、まさに夏真っ盛りの今、私の甥にあたる妹の二人の子供たちが夏休みを利用して祖父母たる私の両親のもとに遊びに来ています。

それに合わせてかどうかは知りませんが、父は7月のまだ夏休みが始まる前に、庭にブロックと煉瓦でピザ窯を作ってしまいました。

そして今日の夕方、私たちの家族も含めてピザパーティが開かれました。

このピザ窯、真ん中の段で火をおこし、上の段でピザを焼く仕組みになっているのですが、火をつけて温めるまでの時間が長く、だいたい一時間ほどかかるそうです。

しかし一旦熱が行き渡るとその圧倒的な熱量で、ものの数分でピザが焼けてしまいます。

それはもう油断するとすぐに焦げてしまうほどで、その火力は電気オーブンの比ではありません。

簡素な造りではありますが熱も長持ちしますし、なかなか本格的です。

 

今回ピザは市販のピザ生地と、手作りのピザ生地の二つを準備して、どちらも自由にトッピングして焼き上げました。

面白いことに、市販のピザ生地は薄かったのですぐに焦げてしまい、なかなか焼き上がりを調整するのが難しかったのですが、手作りの方は市販のものほど薄く延ばすことが出来なかったので、それがかえって功を奏してうまい具合に焼き上がりを調整することが出来ました。

基本的にピザが嫌いな人はあまりいませんので、子供たちは大喜びで食べていました。

私としてはトッピングにサラミが用意されていなかったのが残念だったのですが、アンチョビやドライトマトがそれを補ってくれたので、それを利用して大人向けのピザを作ることが出来ました。

安物ではありますが、こんなこともあろうかと用意していたワインがよく合って美味しかったです。

 

なんだかんだ言っても、普段の生活で思う存分ピザを食べつすくことはなかなか出来るものではない。

今回は手作りであったとしても(いやむしろ手作りだからこそ)、心行くまでピザを食べつくすことが出来たのは非常に幸せな時間でした。

また機会を作って頂きたいものです。