年にわずか二日のみではありますが、私は昨年から山口の高等歯科衛生士学院にて講師を務めています。
要請を受けた時はさすがに動揺もしたものですが、これも何かの縁と思い引き受けて、結果慣れない仕事に苦しみながらもなかなか貴重な体験をさせてもらっています。
しかし数ある山口県の歯科医師の中からなぜ(自分で言うのもなんですが)これといって突出しているわけでもなく、いうなればありふれた存在である自分に声がかかったのかは未だにわかりませんf(^_^;)
そして学院の一員となったことで、講義だけではなく、様々な学院の行事にも関わりを持つようになるとは思ってもいませんでした。
今日はその学院で、入学式、卒業式に続く三大行事の一つ、戴帽式が行われたので出席して参りました。
ちなみに戴帽式の対象は二年生。
かつては違ったそうですが、現在学院のカリキュラムは三年制となっており、戴帽式は入学してちょうど半分、つまり一年半経った今の時期に行われるそうです。
例によって仕事が終わって急いで飯を食べて、子供の世話を手伝って、着替えてと出発はいつもバタバタ(@_@)
間に合ったからよかったものの、雨の予報だと知っていたのに傘を忘れるミステイク。
移動中に雨が降り出して、着いた時には土砂降りでした・・・orz
去年初めて来た戴帽式ですが、ついこの前のような感覚がして一年は短いなと思った反面、どのような段取りで進んでいたのかは詳しく思い出せず、やはり一年は長いものだと思ったりもしました。
だからいざ会場に入って火のついたロウソクを持った女性像を見た時、そこから生徒それぞれのロウソクに火をつけるのだということをしばらく思い出ませんでした。
そして心なしか席も前回よりもずいぶん前に位置しているような気が・・・。
もっとも講師陣の中で私が(多分)一番若くキャリアも短いため、末席であることに変わりはありませんが(^_^;)
でも指導教官が学生一人一人に帽子を被せる場所がちょうど私の正面だったので、やはり去年よりは前に座っているみたいです。
戴帽式は学生の誰一人として規律正しく理路整然としていない者はなく、文字通り厳かな雰囲気で進行しました。
学生一人一人に帽子を被せて壇上に整列するわけですから時間もかかって大変だったと思います。
驚いたのはロウソクを持っての決して短くないナイチンゲール誓詞を見事に朗誦したこと。
夏休みから課題として取り組んでいたことは後で知りました。
私は三年生の講義を担当しているため、この中で私の知っている人はまだいません。
ですので来年、彼女たちの前に立つことになります。
ひょっとしたら誰か一人、当診療所に実習生として来られる人もいるかもしれませんね。
これも恐らく何かの縁。
些細な形でも、今後の彼女たちの歯科衛生士のキャリアに残っていけたらなと思っています。