当院が既に築30年近く経過してあちこち老朽化が進んでいる、ということは以前から何度も投稿していましたが、小さい頃からずっと慣れ親しんでいる私にとっては改善の自覚はあったのですが、それで不便を感じていたわけではないですし、差し迫って深刻に考えるほどのものではありませんでした。
いわゆるひとつの、まあそのうちにというやつですf(^_^;
ですが日の浅い妻にとっては問題点というか改善点がいろいろと見えてくるようで、本格的に会計の仕事に復帰して以降、息子を連れてなおかつ元保育士だった経験を生かして、色々とこうするべきだというアイディアを出してくれます。
ベビーサークルやベビーベッドを導入したのもその一つで、もちろん本来は診療所でも息子が過ごせるようにしたものですが、ゆくゆくは子連れの患者さんが来やすくなるようにとの考えがあってのことでした。
やはり元々が外部の人間だったからでしょう。
その他にも、ここのスペースを空ければ有効活用できるとか、ここを補修すれば見栄えが良くなるなど、患者さんの視点で特に子供が過ごしやすいようにいろいろ考えてくれています。
先立つものの問題もありますので、さすがに診療所の全面改装などは厳しいですが、それでも出来る範囲でいろいろと考えてくれてますから、自分のように発想力の乏しい人間にとってはその観察眼とアイディアにいつも驚かされます。
そのアイディアを元にして、計画中のものがほとんどではありますが、少しずつ診療所の中を変えるプロジェクトをみんなでいくつか進行させています。
今日はその妻のアイディアの一環として、診療所の患者さん用のトイレに造花ではありますが花を飾りました。
今時古いタイプのタイル張りのトイレですが、あまりにも殺風景だというのが妻の意見でした。
言われてみれば確かにその通り。
どうして気付かなかったのかと今更ながらですが、全く関心を持たなかったのは事実ですし、責められても致し方ないことです。
今回取り付けた花は試しということもあって一つだけ。
広いタイルの壁にはあまりに小さいアクセントですが、それでも確実に雰囲気はよくなりました。
それに広いということは飾るスペースがまだたくさん残されているということ。
これで印象がガラリと変わることがわかりましたから、これだけで終わらせるつもりはありません。
さらに手を加えまして全く違う空間にしてやろうという野望が湧き上がります。