どこの職場にも客を通して良いスペースと、従業員だけが立ち入り可能なスペースがあると思いますが、当診療所も扉こそないですが入口に近い位置が診療スペースで、奥は原則患者さんが入れない空間となっています。
一番奥はスタッフルームで、テーブルやソファが置かれており、そこで妻やそれ以前は母が会計の仕事をしていたのですが、同時にその隣はカルテや在庫の物置となっていました。
今まではそれで不都合を感じることはなかったのですが、妻が会計の仕事に復帰した際に息子も連れてくるようになると状況が一変。
子供を遊ばせるためにベビーサークルやベッドを準備したことで急にスペースがなくなってしまいました。
さらに言うなら小さいながらもそこはキッズスペースということなので、小さい子を後ろで預かる機会も増えてきています。
そういうところに在庫やカルテを置きっぱなしにしておくのはやはり都合がよくない。
そんな話が出てきたので、スペース拡張を兼ねつつ、在庫やカルテを整頓する必要に駆られました。
とはいえ不要なものを捨てるだけでは空けられるスペースなどたかが知れている、かといって移動させるなら代わりの場所を作らなければならない。
どうしたものかと思っていましたが、父が目を付けた部屋が何とシャワー室。
診療所が建てられた当初は確かに使われていたのでしょうが、私がここに戻ってきたころには既にガラクタの物置と化して汚れ放題のひどい有様の部屋でした。
確かに置かれていたものは不要なものばかりでしたから、それらを全部出して掃除すればかなりのスペースが確保できます。
それに従業員以外来るところではありませんので書類や在庫を置いていても何ら不都合がなく、この選択は実に盲点でした。
問題はどうやって物を片づけるかということですが、そこは器用な父のこと、趣味の木工で数日かけて立派な棚を作ってしまいました。
そんなわけで今は書類の移動の真っ最中。
上手くすれば後ろのスペースが随分確保でき、キッズスペースも拡張できるのではないかと期待しています。