ないんだったら自分で作る、直せるものなら自分で直す。

半ば家訓となっている父の持論ですが、結果がいびつなものであっても使用に差し障りがなければ安上がりです。

 

現在診療所の会計は妻が引き受けてくれていますが、妻が仕事場としているスタッフルームは診療所の一番奥まったところにあります。

風薫るこの季節、締め切ると暑いですが冷房を必要とするほどではないため、よく窓を開けています。

ところが築30年経った診療所ですから、網戸にも指先大程度ではありますがところどころ穴が開いており、そこから時々虫が入ってくることがありました。

診療所に妻が来るときは息子も連れてくることになりますので、このままでは虫に刺されてしまう危険はだんだん高くなってしまいます。

なのでいつまでもそのままにはしておけないため、本日父に教わってスタッフルームの2枚の網戸を修理しました。

言うまでもないことですが、修理するのは初めて。

まず何が必要かすらわからなかったので、ナフコでそこから教えてもらう必要がありました。

それで揃えばよかったのですが、網戸を留めるゴムのサイズが小さく、なおかつ全てを張り替えるには短いことが分かったので、もう一度返品&買い替えに行く羽目になりました。

 

長かった前置きの後にようやく教わった網戸の張り方は、ゴムを使って枠に網戸を留めた後、余分なところを切り取るだけ。

原理があまりにも簡単で、ボンドすら使っていないことに驚きました。

とはいえ何の皴も弛みもなく、張り替えるというのはやはり至難の業。

手先の器用さに自信はあったつもりでしたが、1枚目は父の補助なしには何も出来ず、少し自信を失いました。

2枚目以降は要領が掴めただろうと言われて全くの補助なしになりましたが、実際何とかなったもので、時間はかかりましたが全部張り替えることが出来ました。

 

これと同じくらい時間がかかってしまったのが、網戸の取り付け。

いざ取り付けようとすると、網戸が不意に外れないためのロックがかかっていたらしく(どのように外したのかと突っ込まれるのはお約束(^^;)、単純に力づくで外しました)、無理矢理やろうとしてもどうにもなりませんでした(-_-)

そのうちどこがロックの部分で、どう動かせばいいかがわかってきて、そこを何度か調整して、厳しい体勢と微妙な動作で何とか装着。

ついでに長い年月の間に網戸の枠が歪んで、きっちり閉まらないという問題があったのですが、左右の網戸を入れ替えることで解決しました。

 

これでスタッフルームは新緑の風を取り込み放題、・・・といいたいところですが、実は一か所だけ外すことのできなかった網戸があって、完全にはまだ終わっていません。

一応、先に修理した網戸を取り付けた際に、どこにロックがかかっていたかわかったので外すことが出来ましたが、それでも最後は半ば無理矢理。

なので修理してもすんなりと嵌まるかどうかは疑問です。