私を含め、宇部歯科医師会に所属している先生方は大体市内のどこかの小中学校に校医として登録されています。

ちなみに私も今年度は厚南小学校の校医をしていましたが、来年度から70歳での任期満了(いわば定年)となった父の後釜として、東岐波小学校の校医に就くことになりました。

宇部市の東の端から西の端まで移動しなければならなかったときと違い、東岐波小は目と鼻の先にあるので大いにありがたいですが、それ以前に東岐波小は私の母校(ついでに父の母校でもあります)。

もっとも父の仕事の都合で小学生時代のほとんどを静岡県三島市で過ごしていたため、6年生の1年間しか通ってはいませんでしたが・・・。

それでも東岐波で開業している以上、いつかはと思っていましたから、感慨深いものがあります。

話が少し逸れてしまいましたが、今日その学校歯科医を対象にした説明会が歯科医師会館でありました。

先週同じ場所で常会がありましたので、珍しく2週間連続の出席になります。

とはいえ私も学校歯科医に任命されて2年、その間このような説明会はありませんでした。

それがなぜ今回開催されたかといえば、来年度から宇部市のすべての小学校でフッ化物洗口が必須のものと決められたからでした。

準備期間や保護者を対象にした説明もあるため、開始は10月からで、実施の担当はその学校の養護教諭なので学校歯科医が直接関わるところはあまりないようなのですが、さすがに丸投げというわけにもいきません。

実施する際のカリキュラムやフッ化物の取り扱い、事故時の対応などを県歯科医師会の担当の先生から説明を受け、その後は活発な質疑応答がなされました。

現在全国的に児童の虫歯件数は減少傾向にありますが、その中でも山口県は全国平均をさらに下回っているのだそうです。

今回のフッ化物洗口が各小学校に根付いてくれればその値はさらに下がってくれることでしょう。

私の息子もその恩恵を受けて虫歯とは無縁な人生を歩んでもらいたいものです。