今日は年に2回の衛生士高等専門学校で講義を行う日、その1日目がやってきました。
私が担当する授業は3年生の「隣接医学」という学科。
その中でも口腔内細菌と全身疾患の関わりについて、1日2コマ、計4コマの授業を受け持っています。
思えばこうして講義をするのは今年で早4年目。
ガッチガチに硬くなった1年目に比べればマシになったとはいえ、経験の絶対数が少ないですから、今日が近づくにつれてやはり緊張はしていました。
経験したからこそわかるのですが、患者さん相手に疾患の症状やその治療方法を説明したりするのと、教壇に立つのとでは全く違います。
その緊張と不安を少しでも和らげようとして、昨日は遅くまでスライドを見直してみたり、講義のシミュレートをしてみたりといろいろ足搔いていたものです。
そんでもって今日、教壇に立ってみると真っ白とまではいかないまでも頭の回転は鈍りっぱなし。
喋ろうと思っていたことの半分も出てきませんでしたし、それをかいくぐって口から出た言葉も順序立てて言えたとはとても言えなかったので、何度もつっかえるは噛みまくるorz
こんなことでみんな理解できたのか、事前の脳内シミュレートではうまくいっていたのに情けない限りです(-_-)
わかりやすく(ついでに面白く)、講義をするのは実に難しいですが、それと同じくらい難しかったのが講義時間のペース配分。
以前はただひたすらに自分が一方的に話を進めていた感を自覚していました。
わかってはいたけど、こっちも必死だったので修正するだけの余裕がなく、ひょっとしたら皆がついてくることは出来ていなかったかもしれません。
しかし今回は多少なりとも周囲を見渡す余裕が出来ました。
とは言っても今にして思い返せば出来たのは単に見渡しただけ。
皆が困らないタイミングでうまく次の話に進めていたのかどうかは正直自信がありません。
いろいろと反省しか浮かんでこない授業でしたが、何とか1日目を終えることが出来ました。
次の授業は2週間後。
次こそはもう少しうまく話せたらと思います。