台風の影響で強風と、時折雨に悩まされる中、今日は子供の情操教育の一環として、市立図書館で開催された人形劇を見に行ってきました。
劇のタイトルは「やもじろうとはりきち」。
私は読んだことはありませんが、絵本が原作の劇だそうです。
仕事を終えてから妻と共に子供達にご飯を食べさせ、その後も準備にいろいろ手間取って予定時刻を大幅に超えての出発となるなどいつも以上にバタバタした出だしとなりましたが、時間にはギリギリで間に合いました。
会場は前列に子供たち専用にゴザが敷かれており、後列に保護者向けの椅子が置かれていました。
投稿は(めんどくさくて)していませんでしたが、以前ここでとある絵本作家の自己朗読会に嫌がって前列のゴザに座ろうとしなかった息子も、今回は大人しくゴザに着席。
これも幼稚園で鍛えられた成果だと思います。
劇の内容はやんちゃで活発なヤモリのやもじろうと、消極的で愚図なハリネズミのはりきちの幼なじみの友情物語。
幼い頃か仲良しだった二人だったのに、いつしかすれ違いが生じて・・・、とストーリー自体はありふれた感があったのですが、大人の視点で見てみると驚いたのが劇の演じ方。
まず人形が複数出てきているのに、それを扱っているのは人形劇役者の「つげくわえ」さんただ一人。
そして人形やセットはみな手作りだそうですが、しぐさや動きでいろんな表情を人形が見せてくれます。
動きもパペットとは思えないほど実に多彩。
大げさな言い方ではありますが、まるで命が吹き込まれているかのよう。
禁止されていたので仕方がありませんが、写真や動画で紹介できないのが残念です。
大人の目で見てこうなのですから、息子の目から見たら本当の生き物のように感じたことでしょう。
それに感動したのか、ストーリーが面白かったのか、息子も最後までじっとステージを見つめていました。
ちなみにこの後、息子に読ませる絵本を借りに図書スペースに出向いたのですが、残念ながら劇の原作となった絵本はありませんでした。