天気は晴朗なれど冬に戻ったかのように風は冷たく、残念ながら絶好の日和とは言えませんでしたが、今年も衛生士専門学校の卒業式がやってきました。
毎年いつものことのように感じますが、実はまだこれで3回目。
つまり私が初めて講師として赴任した年に入学した学生たちが、卒業式を迎えたということになります。
思い起こせば3年前、講師としての初めての仕事が入学式での挨拶でした。
その時、当時新入生だった彼女たちの目の前に立ったのですが、それから早3年の月日が経ち、今日巣立ちの日を迎えるとあっては月日の経つことの速さに感慨を覚えずにはいられません。
卒業式ではどこの学校も当たり前のもはや当たり前の光景ではありますが、今年もほとんどの人たちが着物に袴といった装いでした。
慣れてきた分、冷静になってみることが出来たのですが、どれ一つとして同じ柄の着物はなし。
今更ながらですが着物の柄のバリエーションの多さには驚かされます。
どれ一つとして同じものがないため、その光景はまさに百花繚乱。
海外のパーティーに参加する際、ドレスを着る女性たちは宝石などのアクセサリーで着飾るが、日本人は着物を着るだけで絵になるとかつて新聞で読んだことがありますが、その意味が今わかりました。
肝心の卒業式ですが、これが最後というだけあって、答辞の際読み上げている人を筆頭に感極まって泣く人が続出。
私が彼女たちと直接関わったのは3年生の2日間だけでしたが、私の知らないところで濃密な苦楽に満ちた3年間を過ごしていたのだということがよくわかりました。
これから彼女たちは別々の道を歩んでいくことになりますが、私の経験から言わせてもらえば大変なのはむしろこれから。
様々な困難があると思いますが、それを乗り越えて立派な歯科衛生士になることを願うばかりです。
卒業式の後は楽しみにしていた謝恩会に行きました。
一昨年、昨年は「ホテルニュータナカ」で開催されていましたが、今年は「ユウベルホテル松政」開催。
そして今年も伝統なのか偶然なのか、食べ物ロシアンルーレットがゲームとして催されました。
今回はジャンケンで選ばれた各テーブルの代表者がからし入りのシュークリームを食べて、誰が普通のシュークリームだったのかを当てるというもの。
逆に言えば残りは全員からし入りを食べなければならないわけでして、私は何とか代表者を回避して命拾いをすることが出来ました。
正直、この手のイベントは勘弁したい。
今年で最後になることを祈るばかりです。
卒業パーティーでしたから、危機が去った後は食べ物を楽しみました。
ただ、車で来ていたので酒を飲めなかったのはやはり残念。
なので家に帰ってから今、酒を飲んでいます。